大学病院所属の口腔外科医(日本口腔外科学会認定専門医・指導医)による診査・診断・治療を行います。口腔顎顔面領域にて心配事がある場合は、相談も受け付けております。
失ってしまった自分の歯の代わりに顎の骨に人工の歯根(チタン製)のネジを埋め込み、その上に人工歯を取り付ける治療法です。
1本だけ歯を失った場合でも、全ての歯がない場合でも、一定の条件をクリアすればインプラント治療を受けることが可能です。
※インプラント治療前に「診査・診断」を行います
インプラント治療を始める前に、局所的、全身的にインプラント手術が可能か診査を行うため、基礎疾患や血液検査の確認、歯型を採った上でCT撮影などを行い診断します。診断の結果、インプラント治療が行えない場合もあります。
※インプラント治療前に「診査・診断」を行います
インプラント治療を始める前に、局所的、全身的にインプラント手術が可能か診査を行うため、基礎疾患や血液検査の確認、歯型を採った上でCT撮影などを行い診断します。診断の結果、インプラント治療が行えない場合もあります。
専門医での根管治療は、「感染源の除去~歯の根の中の消毒・殺菌~根の中の封鎖~土台たて」までを行います。
それ以降の処置(最終的な被せ物等)については、常勤医で行います。
ラバーダムを使用(防湿、無菌環境の保持)
※専用のマイクロスコープ
通常の約10倍拡大できる根の治療専用の顕微鏡です。
肉眼で見える範囲には限界がありますが、視野を拡大して治療を行うため、より精密な治療が可能となります。
※専用のマイクロスコープ
通常の約10倍拡大できる根の治療専用の顕微鏡です。
肉眼で見える範囲には限界がありますが、視野を拡大して治療を行うため、より精密な治療が可能となります。
歯を支えている骨(歯槽骨)が細菌が出す毒素により吸収されてしまったときに、歯科衛生士によるクリーニングのみでは状態が改善しない場合があります。
失ってしまった歯槽骨を健全な状態まで回復するには、歯の周りの骨を再生する治療が必要になります(歯周組織再生療法)。
また、歯肉の状態をより改善する外科処置も行います。
歯周病はお口の問題のみならず、体全体の健康にまで大きく影響します。糖尿病患者や妊娠している方は、歯周病に罹患するとその後の健康を著しく損なう可能性があります。当院では歯周病治療に精通した専門医の診断、治療を受けることができます。
【GTR法】 | 歯肉を切開し歯石や歯垢を取り除いたうえでそれ専用の膜を設置し、歯肉の侵入を防ぎながら主に骨組織の再生を図る方法。 |
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【EMD法】 | こちらはGTR法のように膜を設置するのではなく、歯肉を切開し歯石や歯垢を取り除いたうえで「エムドゲインゲル」という薬剤を注入して歯肉の侵入を防ぎながら歯周組織の再生を図る。 |
【EMD法】 | こちらはGTR法のように膜を設置するのではなく、歯肉を切開し歯石や歯垢を取り除いたうえで「エムドゲインゲル」という薬剤を注入して歯肉の侵入を防ぎながら歯周組織の再生を図る。 |
歯並びが不揃いだったり、上下の歯がきちんと噛み合わない状態を「不正咬合(ふせいこうごう)」といいます。不正咬合は、見た目だけでなく、消化不良やむし歯の原因にもなり、心身の健康に悪い影響を及ぼします。
矯正歯科では、専用の装置を使用して、歯や顎の骨に力をかけてゆっくりと動かし、歯並びと噛み合わせを治していきます。
常勤医にて口腔内を拝見し、状況に合わせ矯正を担当する歯科医師をご案内します。
矯正歯科治療を専門に行う歯科医師による矯正相談もお受けしております。
歯の一つ一つに接着させたブラケットという小さな装置にワイヤーを通し、歯並びを整えていきます。痛みや違和感はありますが、ほとんどの症例に対応できます。
マウスピースタイプの取り外し式装置で口腔周囲筋のバランスを整えます。歯の痛みはほとんどありませんが、アレルギー性鼻炎など鼻づまりがひどい場合は使用できません。
矯正治療は、成長途中の時期(中学生以前)と成長がほぼ終了した時期(高校生以上)の2つの時期に大きく分けられます。
成長が終了している場合、あごの大きさや位置がほぼ決まっていて、歯を動かすだけですので、いつ治療を開始しても大きく治療方針が変わることはありません。よって、本人が治したいと思ったときや、治すのに必要な生活環境が整ったとき(通院するための時間がとれるなど)に治すのが良いと思います。
その一方、成長途中の場合は相談を受けた時期によって治療方針が変わってきます。歯を抜いて治すか、歯を抜かずに治すかなど大きく違ってきて、相談の時期が遅くなると治療方法の選択肢が少なくなってしまいます。また、同級生など年齢が同じでも不正咬合の度合いが違っており、歯の生える時期も違っていますので、おのずと治療方針(使用する装置)や治療開始時期が異なってきます。よって、歯並びが気になる場合はできるだけ早めにお見せいただき、適切な矯正治療開始時期を知っておいた方がよいと思われます。
2歳頃 乳歯列完成 |
歯並び等の治療を直接行うことはありませんが、歯並びに関係する悪習癖がある場合は、時期を見てなくす指導を行います。 |
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7歳頃 上顎前歯の永久歯が萌出開始 |
このころになると、ある程度将来の歯並びを予測できますので、治療方針等のお話ができます。場合によっては部分的な矯正治療を開始します。このころお見せいただければ、将来的に歯を抜かずに矯正治療ができる可能性がかなり上がります。 |
9歳頃 前歯4本の萌出完了 <第一期矯正治療> |
通常この時期に矯正治療が始まります。内容は、顎骨の位置の異常や前歯や奥歯の位置の異常を装置を使用して治します。抜歯をしなければ治せない場合は、この時期には治療しません。 |
12歳頃 第二次成長 |
この時期に来院されても治療方針の選択肢はあまりなく、非抜歯治療と抜歯治療がはっきり分かれてしまいます。非抜歯治療の一部と部分的な矯正治療のみが、この時期に治療を開始します。 |
15歳頃 成長終了 <第二期矯正治療> |
成長が終了したら、全ての矯正治療を開始できます。全ての歯に装置をつけて治す、最終的な矯正治療です。治療方針はこの時期以降ではあまり変わることがないので、開始時期は患者さんの都合で決めます。 |
9歳頃 前歯4本の萌出完了 <第一期矯正治療> |
通常この時期に矯正治療が始まります。内容は、顎骨の位置の異常や前歯や奥歯の位置の異常を装置を使用して治します。抜歯をしなければ治せない場合は、この時期には治療しません。 |
お口は、「かみくだく」「のみこむ」「消化する」など、消化管の入口としての機能のほか、「発音する」「表情を表す」など、コミュニケーションにも大変重要な役割を持つ器官です。不正咬合をほうっておくと、次のような問題が起こる危険性が高まります。
矯正装置をお使いの場合、3~4週間に1回の通院となります。これは歯の移動やあごの骨の反応を確かめながら、安全・確実に治療するためです。歯の生えかわりを観察する期間など、矯正装置をお使いでない場合には3~6カ月に1回の通院となります。予約日を守ることは、早くきれいに治ることにつながります。都合の悪いときはお早めにご連絡ください。
歯を動かすための装置をつけたときや針金や装置を調整したときは、歯が浮いたような感じや、咬むと痛いこともあります。この度合いや期間には個人差がありますが、普通2~3日で徐々に収まります。痛む間は、お食事を少し軟らかいものを小さめにしてお口に入れると良いでしょう。また、治療が進むにつれて、痛みの程度は小さくなり、持続期間も短くなってきます。なお、何もしなくても痛い場合や、装置がはずれたり破損したりする場合やそれらによって痛みがある場合にはお早めにご連絡ください。
歯を抜く必要性があるかどうかは、矯正専門医が慎重に判断いたします。なるべく抜かなくても済むような治療計画を立てますが、歯とあごの大きさのバランスが良くない場合に抜歯をした方が良いと判断することがあります。歯を抜くこと自体に抵抗があるかも知れません。しかし、しっかりとしたかみ合わせを持つことが最も大切なことです。無理に歯を残そうとすると、「あともどり」などの問題が起きることもあります。矯正医の十分な説明をお受けください。
今まで通り、お食事はできます。ただし固いもの(あめ玉、せんべい、氷など)や粘り気の強いもの(ガムやあめなど)はお控えください。装置がはずれたり、おそうじが難しくなったりします。
最初はすこししゃべりづらくなりますが、慣れてくれば普通にしゃべれるようになります。逆に矯正治療が終わって、舌を含む口の周囲の機能が正常になり、発音がよくなる場合もあります。
楽器はつづけられるものもありますが、場合によっては、指しゃぶりと同じような力を歯やあごにかけることもあり、治療のための歯の動きを妨げることもあります。柔道や空手のような激しいスポ-ツでは、唇の裏側を装置で傷つけたり、装置を壊したりする恐れがあります。あらかじめ矯正医とよく相談してください。
矯正治療による精神的・肉体的負担は個人により大きく異なります。治療が負担となるようなら、受験後に治療を開始することも可能です。治療を受ける本人、家族の方、歯科医師との間でよく相談して、できるだけ負担にならない方法や適切な時期に治療を受けるようにしてください。
装置により、口の中が複雑になり、むし歯になりやすい環境になります。しかし、教えられたとおりきちんと歯みがきすることで防ぐことはできます。なにより患者さんのやる気が大切です。もし、むし歯ができてしまうと、装置をはずしてむし歯の治療をしなければいけないので、治療期間が長引いてしまいます。むし歯にならないために、複数の種類の歯ブラシを使ったり、食後にフッ素によるうがいを行ったりするのも良いでしょう。
歯並びが悪いことが顎関節症を引き起こす原因の一つと考えられていますが、歯並びを治すと顎関節症が治るとは限りません。顎関節症の中にも関節の変形を伴うものもあり、歯並びを治してもこの変形は元には戻りません。よって、普通の矯正治療をしないほうがいい顎関節症もあります。しかし、矯正治療適応症の場合は、歯並びを治すことにより、あごの関節に加わっていた異常な力を減らすことができ、顎関節症の進行を止めることはできます。
まっすぐ生えている場合は抜く必要はありませんが、骨の中にあって生えてこなかったり、生える隙間がなかったり、咬む歯が無かったりする場合は抜いた方が良いでしょう。特に、下あごの親知らずが前に倒れている場合は、前歯の不正咬合の原因になりますので、可能な限り抜いていただいております。当クリニックでは、口腔外科専門の先生もおりますので、安心して歯を抜くことができると思います。
矯正治療によって動かした歯は、元の位置に戻ろうとします。よって、きれいに歯が並んだ後に何もしないでいると、歯並びがまた崩れてしまいます。このようなことを「後戻り(あともどり)」と言います。こうなっては、治療にかかった費用や時間が無駄になってしまいます。通常、後戻りを防ぐために、リテーナー(保定装置)を使用してもらっています。装置の種類や使用方法は患者さんごとに違っていますので、矯正医の指示に従ってください。例えば、成人の矯正治療の場合は取り外しのできるリテーナーを使用していただいています。矯正装置撤去後1年間は一日中使用していただき、その後は就寝時のみの使用となります。就寝時の使用はできれば半永久的に継続していただくのが理想であり、パジャマのような感覚になっていただければと思っております。
引越の可能性についてはご相談時にお伺いしておりますが、万が一通院不可能になった際は、引越先に近い矯正専門医(矯正認定医もしくは指導医の病院)をご紹介いたします。ただし治療費に関しては、多くの場合、それまでお支払いいただいた料金は返金されなかったり、転医先で同じ料金システムでなかったりしますので、ご注意ください。引越の可能性がある場合は、事前にお知らせいただいたり、料金の支払い方法を分割払いにしたりするといいでしょう。
子供の歯並びの場合、歯を動かしても大人の歯に生え代わってしまいますので、あまり意味がありません。場合によっては、歯が生えている骨(歯槽骨)の幅を拡げることもありますが、この治療によって必ず大人の歯並びがきれいになるとは限りません。もし、確実な方法を選べるという余裕のある方は、大人の歯に生え代わるまでお待ちいただいて治療を開始した方がいいでしょう。
お口は、「かみくだく」「のみこむ」「消化する」など、消化管の入口としての機能のほか、「発音する」「表情を表す」など、コミュニケーションにも大変重要な役割を持つ器官です。不正咬合をほうっておくと、次のような問題が起こる危険性が高まります。