根管治療は、歯髄(神経や血管など)が炎症や感染を起こした時に必要になります。
根管治療では、痛んだ歯髄を除去(抜随)して、根管を洗浄し再度の感染を防ぐために根の中に詰め物をします。
また、一度根管治療を行ったにも関わらず、再び根管が感染してしまったり感染が残っていたりする場合は感染根管治療が必要になります。
治療は、最終的な被せ物が入るまで4~6回程度の通院が必要になります。
根管治療は、歯科医療の中でも高度な技術を要求される治療の一つです。
保険診療では少ない治療費でできる反面、再発の可能性が高いのも事実で、約50%の確率で再発し、再治療が必要となっているというデータもあります。
「再発による再治療の方」や「より精密な治療をしたい」方については、自由診療もご検討ください。
親知らず、埋伏過剰歯などの難抜歯、顎炎、歯性上顎洞炎などの歯性感染症、口腔粘膜疾患(舌、歯肉、頬粘膜、唇などのできもの)、顎関節症などの顎関節疾患、歯科インプラント治療、その他顎顔面骨などの疾患の診断、治療を行っています。
有病者の場合、お飲みになっている薬の一時中断など主治医と連絡を取り治療をすすめていきます。
常勤医で状態を確認した後、専門医での診療をご案内する場合があります。
歯を支えている骨(歯槽骨)が細菌が出す毒素により吸収されてしまったときに、歯科衛生士によるクリーニングのみでは状態が改善しない場合があります。失ってしまった歯槽骨を健全な状態まで回復するには、歯の周りの骨を再生する治療が必要になります(歯周組織再生療法)。
また、歯肉の状態をより改善する外科処置も行います。
常勤医で状態を確認した後、専門医での診療をご案内する場合があります。
歯を失う原因の第一位である歯周病。
歯周病は、歯と歯ぐきにたまった歯垢に棲む細菌が出す毒素が歯や歯ぐきを炎症させ、やがて顎の骨を溶かしていく病気です。年を重ねると歯を失う方が多いのは当たり前のことではなく、この歯周病が原因である場合が多いのです。
歯周病は初期での自覚症状に乏しく、気付いた時には手遅れになることすらあります。その主な原因はむし歯と同じ磨き残しです。病気は原因がわかっていれば防ぐ方法もあるものです。セルフケアとともに積極的に予防歯科を利用し、お口の健康維持に努めましょう。
「いびき」の原因は、空気の通り道である「上気道」が何らかの原因で狭くなることにあります。狭いところを空気が通ろうとすると空気抵抗が大きくなり、呼吸をしたときに粘膜が振動して音が生じます。
いびきが出ると呼吸が十分にできないことから、一時的に無呼吸になってしまうことがあり、これを「睡眠時無呼吸症候群」といいます。睡眠の質が悪化し、倦怠感や頭痛の原因にもつながる深刻な病気です。
当院では、いびき治療として「スリープスプリント」という専用のマウスピースを製作いたします。 寝るときに下の顎を前方に突き出させるように工夫したマウスピースを口に入れ、そのままお休みになる方法です。この装置を入れることで、喉の気道(空気の通り道)が確保され、呼吸がしやすくなります。